【小6算数/学習法】過去問振り返りのポイント ―― 「合格点を取る」という具体的なイメージを持とう|中学受験のツボ[算数編]
こんにちは、杉本です。
今回のテーマは、過去問の振り返りについて。
6年生は、入試本番まであとわずか。弱点補強や過去問も、最後の仕上げに取り掛かっている頃かと思います。合格最低点に届かず、不安なお子さん、親御さんもいるかもしれません。
そのようなときは、過去問を繰り返すだけでなく、おすすめしたいことがあります。
それは「次は合格点を取れる」というイメージができるまで、過去問の振り返りをおこなうことです。テスト内容を細かく確認したうえで、「合格点を取る」という具体的なイメージをお子さんが持てるようになるまで振り返りをおこないましょう。
このときのポイントは、次の4つです。
- 「解説を見ずに正解できる問題」を特定する
- 時間が足りないときは原因を特定する
- “伸びしろ予備軍”を集めて、合格点到達の具体的なイメージをつかむ
- 過去問をやる前に、前回解いた過去問を確認する
Contents
ポイント[1]「解説を見ずに正解できる問題」を特定する
ひとつめのポイントは「(間違えてしまったけれど)直しをしたときには解説を見ずに正解できる問題」を特定することです。
計算間違いや、見間違い、問題の読み間違いなどが原因として考えられるかと思いますが、このような問題は「ミスだから大丈夫」と軽視することはできません。絶対的な知識不足や、演習量不足による不正解に比べると、次に正解できる可能性が高い問題、いわば“伸びしろ予備軍”ともいえるため、このような問題こそ最優先で対策していきましょう。
「直しをしたときには解説を見ずに正解できる問題」を確認する方法はシンプルです。
まずは、過去問の丸つけをおこないます。そして不正解の問題のなかで、お子さんが答えを書いて「これはできたはずだった」と思う問題をチェックさせましょう。そのうえで、こうした問題に再度トライするように促してあげてください。
時間はかかりますが、子供自身で間違いの原因を発見できると、その後の改善もしやすくなります。
それでも答えが合わないときは、解説を見て確認しましょう。「解説は理解できるけど、子供のやり方のどこが間違っているかわからない」という問題は、塾で質問して解決しておきたいですね。
ポイント[2]時間が足りないときは原因を特定する
過去問の点数が目標点に届かなかったときは、時間が足りずに後半が白紙、ということもあるかと思います。この場合も、まずはしっかりと原因を確認しておきましょう。
具体的には、次のような原因が考えられます。
とじる
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