学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小6算数/入試当日】本番で慌てないための、4つの心構え|中学受験のツボ[算数編]

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2023年1月06日 有賀隆夫

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 算数編 杉本啓太先生有賀隆夫先生が担当します。
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国語理科社会

髭之教育会代表の、有賀です。

いよいよ、中学入試が始まりました。首都圏の子供たち、保護者の方々のなかには、2月の第一志望校の入試に向けて緊張した日々を過ごしている人も多いでしょう。まだ十数年しか生きていない子供にとっては、まさに“未知の感覚”かと思います。

そこで今回は、本番の入試に落ち着いて臨めるように「入試当日の心構え」をお伝えします。

  • 緊張するのは、がんばってきた証拠
  • 計算でパニックになったら、迷わず飛ばす
  • 夢中になり過ぎて、時間を忘れないようにする
  • ふだんよりテンションが高いときは要注意

緊張するのは、がんばってきた証拠

緊張とのつきあい方は、中学入試において非常に重要なものです。本番に強く、まったく緊張せずに実力を発揮する子もいますし、それが入試を受けるベストな状態ともいえますが、誰もができることではありません。

そこで僕は子供たちに、「この緊張は良いものだ」と話しています。緊張するのは、いままで努力を積み重ねてきた“証拠”だからですね。

志望校に合格するために、子供たちは自分がやりたいことを我慢して、何年間も日々、勉強してきました。そのすべてを当日に出し切れるか不安に思い、緊張してしまうのは当然です。

入試当日にお子さんが緊張していたら、「いままでがんばってきたんだから、緊張するのは当たり前だよ」と声を掛けてあげてください。

計算でパニックになったら、迷わず飛ばす

入試当日、起きやすいトラブルがいくつかあります。

ひとつ目は

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有賀隆夫

有賀隆夫

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髭之教育会代表。東京の大手進学塾で17年間指導。その後校舎責任者を経て独立しプロ家庭教師として15年間、小学生国語・算数、中学生国語・数学、高校生現代文を教える。現在は家庭教師センター髭之教育会代表として、難関校から塾に通わない中学受験まで幅広く個人指導をしている。「せっかくだから考えよう」と「絶対にあきらめない」が指導理念。学習指導の枠を越えて子どものメンタルサポート、学習スケジュール、志望校選定まで子どもと保護者とともに中学受験の総合プロデュースをおこなっている。