学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小6算数/入試直前期】突然のスランプを克服する方法|中学受験のツボ[算数編]

専門家・プロ
2022年12月31日 有賀隆夫

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 算数編 杉本啓太先生有賀隆夫先生が担当します。
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国語理科社会

髭之教育会代表の、有賀です。

いよいよ、本番の入試が近づいてきました。

この時期によくあるのが、突然のスランプ。入試直前期の算数のスランプにはいろいろな原因がありますが、何年もかけて積み上げてきた学力を本番ですべて発揮するためにも、まずは慌てず、落ち着いて対処することが肝心です。

 

前にできたことは、子供は必ずできます。

直前期のスランプを対処する方法を紹介しますので、ぜひ役立てみてください。

スランプに陥ってしまう理由

普段の学習ではスラスラと解ける問題が、過去問になった途端にできなくなる。お子さん、こうした経験はありませんか?

それぞれの学校の問題との相性もありますが、理由はそれだけではありません。

スランプに陥ってしまう理由

  1. 焦りが生まれているから
  2. 自覚が生まれているから

理由[1]焦りが生まれているから

ひとつ目の理由は、子供に焦りが生まれているからです。

そもそも入試は、「決まった時間」のなかで解かなければいけません。そのため直前期に過去問などに取り組む子供たちは、いつもよりも急いで問題を解きます。

実はこの“急ぐ”が、曲者なんですね。

急ぐは、焦りを生んでしまう

子供たちにとっての“急ぐ”は、往々にして“焦る”につながってしまいます。

焦った子供は、平常とは違った行動に出ます。特にハッキリと変わるのが、

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有賀隆夫

有賀隆夫

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髭之教育会代表。東京の大手進学塾で17年間指導。その後校舎責任者を経て独立しプロ家庭教師として15年間、小学生国語・算数、中学生国語・数学、高校生現代文を教える。現在は家庭教師センター髭之教育会代表として、難関校から塾に通わない中学受験まで幅広く個人指導をしている。「せっかくだから考えよう」と「絶対にあきらめない」が指導理念。学習指導の枠を越えて子どものメンタルサポート、学習スケジュール、志望校選定まで子どもと保護者とともに中学受験の総合プロデュースをおこなっている。