学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小5国語/文章読解】指示語が指す内容の見つけ方|中学受験のツボ[国語編]

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2023年3月21日 住岡大輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

文章を読むのが苦手な子でも、得意な子でも共通して身につけてほしいものがあります。

それは、指示語を読み取る力です。

指示語を正しく理解し、何を示しているかをつかめれば、文章の内容がすっきりと頭に入っていきますよ。

 

そこで今回は、指示語の種類や役割指示語が指す内容の見つけ方をお伝えしていきます。

それではいきましょう!

指示語とは

まず「指示語とは何か」という話からです。

指示語は、ある言葉の代わりに使われる言葉です。

 

多くの場合、文章中に1度出た言葉をもう1度出すのを避けるために使われます。そのため「指示語より前の部分に、指示語が指し示す内容がある」と教わりますよね。

ただし、

私はこう言った。

「外は寒いからコートを貸してあげよう」と。

などのように「後ろの内容」を指す場合もあり、必ずしも前の内容だけとは限りません。

指示語の種類

指示語は「こそあど言葉」と言われるように、これ・それ・あれ・どれ、この・その・あの・どの、といった種類があります。

次に紹介する特徴を踏まえて、文章の「どこ/なに」を指しているかを考えていきましょう。

「こ」

書き手(話し手)から見て、近くのものを指します

例:私は鉛筆を買った。これは1本50円だった。
→ 書き手の「私」がもっている(近距離の)ものを指しています

「そ」

聞き手から見て、近くのものを指します

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住岡大輔

住岡大輔

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NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。