【小4社会/海とくらし】日本の海岸線はどうしてこんなに長いの?|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、井上です。
4年生では、日本の海岸線のさまざまな様子と、そこでのくらしについて学習します。
日本の海岸線は、地球を5分の4周するほどの長さ。
日本は「面積」ではアメリカに26倍ほどの差をつけられていますが、「海岸線」に関してはアメリカもよりも長く、その距離は実に35000km以上にものぼります。
面積では世界で60番目ほどの日本の海岸線が、こんなに長いのはなぜでしょうか。
その理由としては、日本の海岸線がとても入り組んでいること、そして多くの島が存在することが挙げられます。
海岸線の長さ
海岸線を構成する要素として無視できないのが、島の周囲の長さです。
国土交通省国土地理院が2023年に発表した情報によると、計算方法の変更があったとはいえ、日本の島の数は6852個から14125個へと倍以上に増えました!(※)
このように島が多い、つまり「島の周囲の長さ」が長いこともあり、海岸線の長さもそれに比例して長くなっているんですね。
※お子さんのテキストでは、数字の改訂が間に合っていないかもしれません
リアス式海岸
海岸線の長さを構成する要素として「リアス(式)海岸」の存在も忘れてはいけません。
リアス(式)海岸は、地球があたたかくなった氷河期の終わりに海面が上昇することで、海岸近くの谷に入り込むようにしてつくられた地形です。
お子さんが「岩石海岸」と混乱しているようでしたら確認してあげてください。
日本にはリアス(式)海岸や、大きな半島が多く見られることもあり、それらが入り組んでいる太平洋側のほうが、半島が少なく、単調な砂浜海岸が多い日本海側よりも海岸線が長くなっています。
とじる
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