
【小5国語/文章読解】比喩を解き明かそう|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。
説明文・物語文に共通して登場するもので、読解をするうえで一手間が必要な単元があります。
それが「比喩」です。
比喩は筆者にとって非常に使いやすく、自分自身が意図している内容を伝えるのに適した表現方法です。しかし、比喩を筆者の意図通り読み取ることの難しさに子供たちはぶつかってしまいます。
そこで今回は、比喩をうまく読み取る方法をレクチャーしていきます。
それではいきましょう!
比喩とは
比喩とは、ある出来事や事象について「たとえ」を用いて説明する表現技法のこと。
「~~ような・みたいな」といった直喩(ちょくゆ)を使った方法や、擬人法を使った方法などさまざまな形があります。
物語文で使われることが多いのは、直喩・隠喩(いんゆ)・擬人法の3つです。
例)彼女はガラスのような心を持っている
→ ガラスと同じく傷つきやすい様子を表している(直喩)
例)大きな岩がどっしりと地面に座っている
→ 岩が鎮座している様子を表している(擬人法)
こうして比喩を使うことで、文章をより豊かに、そしてイメージを広げる役割をしてくれます。
比喩の読解
比喩を使った例文を使って、文章の読解をしてみましょう。
ヒロキくんはぼくよりすごい。どんなにすごいかって?
新幹線みたいな走りをするし、ホッピングを使っているみたいにバスケではシュートを決める。
テストだって、いつも赤いお花が咲いていて、ミッフィーの口ばかりが描かれるぼくとは大違いだ。
そんなヒロキくんは、ぼくのことをうらやましいと思っているみたい。
ヒロキくんは自分の顔のことを「凍っている」と言う。だから、リアクションがすぐ顔に出てしまうぼくのことがうらやましいらしい。
(筆者作成)
少しわかりにくかったでしょうか?
では、一つひとつ読み解いていきましょう。
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