学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小5理科/音】音の特徴を活用した「身の回りの道具」|中学受験のツボ[理科編]

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2023年10月28日 伊丹龍義

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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国語算数社会

音の正体は?

そう、「モノの震え」ですよね。

モノが震えることで、空気が震えます。そして空気の震えが、私たちの耳の中の鼓膜(こまく)を震わせます。

これを、私たちは「」として感じているのです。

 

光と同じように、音は環境によって決まった速さで伝わり、物体に当たると跳ね返ります。

そして、モノの形や状態によっては吸収されることもあります。

 

今回のテーマは「」。

音の特徴を活用した身のまわりの道具や、その仕組みを見ていきましょう。

骨伝導イヤホンの仕組み

問題

「骨伝導イヤホン」は、どんな仕組み?

 

骨伝導イヤホンの特徴は、耳をふさがないこと。

名前の通り、骨を震わせて音を伝えています

 

音の正体は「空気の震え」でしたよね。この「空気の震え」が耳の鼓膜を震わせますが、これが「耳小骨(じしょうこつ)」という小さな骨で増幅され、「うずまき管 → 聴神経」へと伝わっていきます。

つまり鼓膜を震わせなくても、耳小骨を震わせることができれば音を伝えることができるのです。

そして、これを利用したのが骨伝導イヤホンなんですね。

これまでのイヤホンと違い、骨伝導イヤホンは耳をふさぐ必要はないので、イヤホンで音楽を聴きつつ、外の音も聞くことができます。

解答例

骨を震わせて音を伝えている

 

ノイズキャンセリングイヤホンの仕組み

問題

「ノイズキャンセリングイヤホン」は、どんな仕組み?

 

外の音を伝えにくくしたイヤホンは、まとめて「ノイズキャンセリングイヤホン」と呼ばれます。

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伊丹龍義

伊丹龍義

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SRP教育研究所 所長。自身の塾で中学・高校受験、中高一貫校サポートを担当。教育格差解消と学習の効率化のため廉価に、そして自分のペースで見られ、電子辞書代わりにも使える映像授業に積極的に参加。学びエイド鉄人講師・家庭教師のトライ「TryIT中学理科」、同トライのオンライン集団ライブ授業(小学算数・中学数学・中学理科)担当。「観てわかる中1理科」(小学館)映像担当、その他、学習塾・参考書の映像授業担当多数。個人として「たこやきまるめがね」名義でYouTubeで中学受験算数・理科の映像授業準備中。プログラミング・ゲーム・パズルを教育現場に広める活動中。クイズ番組等の問題作成・監修多数。