学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小4理科/化学】水に溶けるって、どういうこと?|中学受験のツボ[理科編]

専門家・プロ
2023年10月23日 倉石圭悟

0
保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
- 理科以外の3教科はこちら -

国語算数社会

こんにちは、倉石です。

中学受験における理科の重要単元のひとつに「水溶液」があります。

ひと口に水溶液といっても、

  • 溶解度の計算
  • それぞれの水溶液の性質
  • 中和反応

など、その内容は多岐に渡ります。

これらを理解するためには、「そもそも水溶液って何なのか」ということを理解する必要があります。

今回は「水に物体が溶ける」ということを中心に、水溶液について説明していきます。

水溶液の特徴

まずは、水溶液の特徴を説明します。

ここで理解しておきたい性質は、次の3つです。

  1. 透明である
  2. 濃さはどこでも均一である
  3. 溶かした分だけ重さが増える

 

1、透明である

ひとつ目は、透明であるということです。

逆にいうと、透明でない牛乳や味噌汁などは水溶液ではない、ということになります。

2、濃さはどこでも均一である

ふたつ目は、濃さがどこでも均一であるということです。

水溶液は、容器の下のほうをとっても、上のほうをとっても濃さが同じです。

先ほど例に出した味噌汁は、時間が経つと下のほうに味噌が沈んでしまいますね。このことからも、味噌汁が水溶液ではないことがわかります。

3、溶かした分だけ重さが増える

3つ目は、溶かした分だけ重さが増えるということです。

透明になったからといって、溶けた物体が消えてなくなったわけではありません。ですから、重さはしっかりと増えるのです。

たとえば100gの水に10gの食塩を溶かすと、重さは110gになります。

続きは会員の方のみご覧いただけます

0
倉石圭悟

倉石圭悟

  • 専門家・プロ
  • この記事の著者

Webメディア「ホンネで中学受験」スタッフ、個別指導塾Growy講師。大手集団塾、大手個別指導塾、家庭教師などで小学生から高校生までの指導を経験。「生徒一人一人の幸せのために」をモットーに、算数・理科を中心に指導をしている。何度スベっても動じない鋼の心臓の持ち主。趣味は野球、作詞作曲、料理