学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小4国語/学習のポイント】新4年生は「読む力」を伸ばそう|中学受験のツボ[国語編]

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2024年2月07日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
- 国語以外の3教科はこちら -

算数理科社会

こんにちは、松尾です。

今回は新小4の子に向けて、4年生のうちに伸ばしておきたい「読む力」についてお伝えします。

「読む力」を伸ばすことを優先しよう

中学受験の国語で合格点をとるには、「読む力」「解く力」「書く力」を高める必要があります。

もちろん、それぞれをバランスよく伸ばしていくことが望ましいですが、学年や国語力によってこの優先順位は変わります。

 

大まかな目安は、次のとおりです。

4年生 →「読む力」を伸ばす
基本的な学力を身につける時期

5年生 →「解く力」を伸ばす
問題なく文章を理解できるようになる時期

6年生 →「書く力」を伸ばす
発展的な国語の力を身につける時期

 

4年生は「読む力」を伸ばすのに適した時期です

なぜなら4年生の段階では、難解な文章や問題が出題されるケースが少ないからです。

「読む力」を伸ばすために取り組みたいこと

「読む力」を伸ばすうえで、まず取り組みたいのが次のふたつです。

  1. 読書の習慣化
  2. 語彙力を高める習慣づくり

 

1、読書の習慣化

「うちの子は語彙力がなくて……」「本をまったく読まないんです……」という相談を、国語が苦手な子の保護者からよく受けます。

たしかに国語が得意な子は語彙力が高く、読書好きな子が多いことも事実です。

しかし、読書好きではない子を読書好きにするには両親が多大な労力を払う必要があるなど、大きな負担がかかります。

そして読書が好きになれば、必ず国語が得意になるわけでもありません。

 

そこで私が現実的な方法としておすすめしているのが、

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。