【小4国語/物語文】「場面」を見つけることから始めよう|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。
4年生は、ついに本格的に中学受験を迎えましたね。
親御さんにとって、子供の性格や、気分の波に気を付けながら学習のサポートをしていくのは、並大抵のことではありません。
悩みを抱えたり、大変な時期がやってきて受験を辞めたくなったりするときもあるかもしれませんが、一緒に乗り越えていきましょう!
今回は、物語文を読むときに注目したい「場面」について解説します。
短い文章でも、長い文章でも、注意することは変わりません。まずは短い文章から確実に理解を進めていき、長い文章に挑戦するようにしましょう。
「場面」とは?
物語文の「場面」とは、簡単に言うと以下の要素をまとめたものを指します。
- いつ
- どこで
- だれが
- なぜ
- どのように
- なにした
たとえば「桃太郎の話がどんな場面か?」と問われたら、次のように答えられますよね。
いつ → むかし
どこで → あるところで
だれが → おじいさんとおばあさんが育てた桃太郎が
なぜ → 苦しんでいる人を助けるために
どのように → サル、イヌ、キジを仲間にして
なにした → 鬼を倒した
ちなみに「場面」という言葉は抽象的ではありますが、その意味を漠然と理解したままでいることはNGです。
どういう意味かを確実に理解し、誰かに説明できるレベルまで自分のなかに落とし込んでいくことが大切です。
今後は国語に限らず、保護者・子供ともに「漠然としたまま」「なんとなく」という状態は避けるようにしましょう。
場面の要素を見つける練習をしよう
物語文の「場面」を答えられるようにするには、それぞれの要素を見つける必要があります。
そこで、先ほど紹介した「6つの要素」を文章から抜き出せるように訓練することをおすすめします。
- いつ
- どこで
- だれが
- なぜ
- どのように
- なにした
では、例文を使って練習してみましょう。
以下の文章を読んで、6つの要素(いつ/どこで/だれが/なぜ/どのように/なにした)を抜き出してみてください。
<例文>
ぼくはピカピカのランドセルに期待と希望を詰め込んで教室に入った。
今日は入学式だ。
新しい洋服、新しいランドセル、新しい友達、新しい先生、なにもかもがキラキラしている。
こわいもの知らずのぼくは、隣の席の女の子に元気よく声をかけた。友達になれるかな?
「やぁ、ぼくはともきっていうんだ。きみは?」
「はじめまして、ともきくん。あたしはちえっていうの、よろしくね」
ちえちゃんはニコっと笑って答えた。
やった、仲良くなれそうだ!
(筆者作成)
どうでしょうか?
要素は取り出せそうですか?
では、答え合わせをしていきましょう。
とじる
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