
【小6理科/生物】植物分野の総まとめ[1]植物の分類|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは。
理科講師兼受験アドバイザーの山崎です。
「植物分野の総まとめ」として、6年生が植物分野で押さえておきたい内容を数回に分けてお伝えしていきます。
第1回目の今回は「植物の分類」についてまとめます。
植物分野は覚えることが多いので、今回の内容をぜひ何回も読み返してみてくださいね。
種子植物
植物は増え方の違いによって「種子植物」と「胞子植物」に大きく分けられます。
まずは、種子植物について見ていきましょう。
種子植物は私たちの身のまわりによく見られる植物で、花や果実を持つものが多いです。庭の花々や、野菜、果樹、森林などがあてはまります。
種子植物は、その名のとおり「種子」を使って次の世代に“遺伝情報”を伝えています。
被子植物と裸子植物
種子植物は、さらに「被子植物」と「裸子植物」に分けることができます。
被子植物
被子植物(花を持つ植物)は、地球上で最も種類が多い植物のグループです。
被子植物の最大の特徴は、種子が果実に包まれていることです。果実が種子を守り、子を増やしやすくしているのですね。
多くの場合、被子植物は花を持ち、その鮮やかな色や形によって昆虫やほかの動物を引き寄せ、受粉しやすくしています。
裸子植物
裸子植物は主に「針葉樹」として知られており、果実や花弁によって種子が“包まれていない”ことが特徴です。
通常、裸子植物の種子は開いた「りん片」のあいだに存在し、成熟することで種子が自然に落下します。
受粉は主に風に依存しているため、昆虫や、ほかの動物は関与していません。
裸子植物の有名な仲間を覚えよう!
「スギ・イチョウ・ソテツ・ヒノキ・マツ」
- 覚えるのが苦手な子は「ラッシー、スイソヒマ」と覚えよう
- イチョウなどの葉は「遊離脈(ゆうりみゃく)」になっていることも押さえておこう
双子葉類と単子葉類
被子植物は「双子葉類」と「単子葉類」に分類できます。
双子葉類
双子葉類は発芽のときに2枚の子葉が現れ、葉の脈が「網状脈(もうじょうみゃく)」になっていることが特徴です。豆類や、ナス科の植物が代表的ですね。
双子葉類の根は、主根と側根に分かれています。
茎の特徴としては、維管束が形成層に沿って輪状に並んでいます。維管束は、道管と篩管(師管)が集まったものですね。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます