
【小5理科/化学】水素を発生させる金属たち|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、倉石です。
中学受験の理科にはさまざまな気体が登場します。そして、それぞれの気体を発生させる反応もよく問われます。
そのなかでも「水素が発生する反応」は、反応する物質の組み合わせが少し複雑です。
今回は、そんな水素が発生する反応について説明します。
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- 水素の性質
- 金属と水溶液の組み合わせ
- アルミニウム
- 亜鉛
- 鉄
- 銅
- そのほかの金属
- マグネシウム
- 金・銀
- まとめ
水素の性質
まずは、水素の性質から確認していきましょう。
水素の主な特徴は、次の4つです。
- 最も軽い気体である
- 空気中で音を立てて燃える
- 無色無臭である
- 水にはほとんど溶けない
なお、水素のような“水に溶けにくい気体”を集めるときは「水上置換法」を使います。
水素は、塩酸や水酸化ナトリウム水溶液に「一部の金属」を入れると発生します。
「一部の金属」と表現したのは、金属の種類によって、塩酸や水酸化ナトリウムと反応するものと、反応しないものがあるからです。
それでは、これらの金属について、もう少し詳しく見ていきましょう。
金属と水溶液の組み合わせ
金属と水溶液の反応について、中学受験の理科では、主に4つの金属と2つの水溶液が登場します。
4つの金属……アルミニウム、亜鉛、鉄、銅
2つの水溶液……塩酸、水酸化ナトリウム
まずは4つの金属ごとに、水溶液と反応して水素が発生する組み合わせを説明します。それぞれ、どの水溶液と反応するかを頭に入れましょう。
アルミニウム
アルミニウムは、塩酸にも、水酸化ナトリウム水溶液にも反応します。
アルミニウムと塩酸が反応すると水素が発生し、固体の塩化アルミニウムが水に溶けます。
塩化アルミニウムは白い個体で、金属ではないので電気を通しません。
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