学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小6理科/物理】忘れがちな「運動の法則」|中学受験のツボ[理科編]

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2024年5月27日 倉石圭悟

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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国語算数社会

こんにちは、倉石です。

中学受験の理科では、浮力やてこなど、難しい力学の計算問題が登場します。

それぞれの単元の基本的な問題ができていても、応用問題になると解くのは容易ではありません。

このような問題で重要なのは、作用・反作用の法則をはじめとした「運動の法則」を理解しておくことです。

運動の3法則

運動の3法則とは、あのアイザック・ニュートンが17世紀に確立した、物体の運動に関する3つの法則です。

運動の3法則

  1. 慣性の法則
  2. 運動方程式
  3. 作用・反作用の法則

 

このうち「運動方程式」は、中学受験の範囲外です。

ですから、中学受験に必要なものは「慣性の法則」と「作用・反作用の法則」のふたつです。

慣性の法則

慣性の法則とは、ひとことで言うと「外から力がはたらかないとき、物体の運動の様子は変化しない」という法則です。

「運動の様子が変化しない」とは、「止まっている物体は止まったままで、動いている物体は同じ速さで動き続ける」ということです。

 

この説明だけでは少し難しいですよね。

そこで、ひとつ例を出してみます。

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倉石圭悟

倉石圭悟

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Webメディア「ホンネで中学受験」スタッフ、個別指導塾Growy講師。大手集団塾、大手個別指導塾、家庭教師などで小学生から高校生までの指導を経験。「生徒一人一人の幸せのために」をモットーに、算数・理科を中心に指導をしている。何度スベっても動じない鋼の心臓の持ち主。趣味は野球、作詞作曲、料理