連載 今一度立ち止まって中学受験を考える

全教科に効果的。読解力を鍛える「音読」のススメ|今一度立ち止まって中学受験を考える

専門家・プロ
2019年2月21日 石渡真由美

中学受験ではよく「算数が得意な子が有利」といわれます。入試で得点差が開きやすい教科だからです。しかし、私は国語力が最も大事だと感じています。なぜかというと、すべての教科の問題は日本語で書かれていて、それを読み解くには読解力が不可欠だからです。読解力がなければ、答えを導き出すことはおろか、問題の意味を理解することすらできません。

実際の中学入試問題を見るとわかりますが、国語に限らず、算数の文章題や、理科・社会の問題もリード文が異常に長くなっています。文章を正しく読み切る力がなければ、もはや入試に太刀打ちできなくなっているのです。

「音読」で文章を正しく読む力を鍛える

文章を正しく読む力を鍛えるのに、効果的な学習法といえば、「音読」です。小学校の国語の宿題にも音読がありますよね。

人は自分がしゃべっている言葉を自分で聞くことによって初めて、文字情報を理解できるといわれています。声に出して読むことで、文字情報を脳へ送っているのです。

また、音読の効果的なところは、文章の切り方を意識して読めることです。“文章には適切に切る場所がある”ということがわかると「読むときにどこで切ればいいんだろう?」と考えながら読むようになります。つまり、


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宮本毅
宮本毅 専門家・プロ

1969年東京生まれ。武蔵中学・高等学校、一橋大学社会学部社会問題政策過程卒業。大学卒業後、テレビ番組制作会社を経て、首都圏の大手進学塾に転職。小学部および中学部で最上位クラスを担当し、多数のトップ中学・高校に卒業生を送り込む。2006年に独立し、東京・吉祥寺に中学受験専門の「アテナ進学ゼミ」を設立。科目間にある垣根は取り払うべきという信念のもと、たった一人で算数・国語・理科・社会の全科目を指導している。また「すべての子どもたちに自発学習を!」をテーマに、月一回の公開講座を開催し、過去3年間でのべ2000名近くを動員する。若い頃からの変わらぬ熱血指導で、生徒たちの「知的好奇心」を引き出す授業が持ち味。

■著書

『はじめての中学受験 これだけは知っておきたい12の常識』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)
『中学受験 同音異義語・対義語・類義語300』(中経出版)
『文章題最強解法メソッド まるいち算』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)
『中学受験 ゴロ合わせで覚える理科85』(KADOKAWA出版)
『中学受験 ゴロ合わせで覚える社会140』(KADOKAWA出版)
『ケアレスミスをなくせば中学受験の9割は成功する』(KADOKAWA出版)
『合格する子がやっている 忘れない暗記術』(かんき出版)

この記事の著者

フリーライター。子供の誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材執筆。6年前に子供の中学受験を経験したものの、国立大学の附属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。