連載 今一度立ち止まって中学受験を考える

記憶に残りやすい、忘れない漢字の覚え方|今一度立ち止まって中学受験を考える

専門家・プロ
2020年8月20日 石渡真由美

「漢字がなかなか覚えられない」「字が汚くて×になる」など、漢字が苦手・嫌いな子は少なくありません。苦手だからと言ってたくさん練習させると、漢字の勉強が苦行になり、かえって効果を減じてしまいます。何かよい手立てはないものでしょうか。

たくさん書けば覚えられるというわけではない

漢字が覚えらない。漢字練習が嫌いだ。漢字の勉強は子どもにとってあまり楽しいものではありません。実は私も子どもの頃は、漢字を覚えるのが苦手でした。

漢字の勉強というと、同じ漢字を「10回、20回書きなさい」と、とにかくたくさん書かせます。同じ漢字を20回も書くなんて、苦行以外の何ものでもありません。人は楽しいと思うことは夢中になって取り組みますが、楽しくないことに対しては、やる気が起きないもの。20回書いて覚えられればいいのですが、やらされている感が強くなってしまい、気持ちが入らないので、当然のことながら頭も働きません。つまり、たくさん書いたところで、覚えられないものは覚えられないのです。


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宮本毅
宮本毅 専門家・プロ

1969年東京生まれ。武蔵中学・高等学校、一橋大学社会学部社会問題政策過程卒業。大学卒業後、テレビ番組制作会社を経て、首都圏の大手進学塾に転職。小学部および中学部で最上位クラスを担当し、多数のトップ中学・高校に卒業生を送り込む。2006年に独立し、東京・吉祥寺に中学受験専門の「アテナ進学ゼミ」を設立。科目間にある垣根は取り払うべきという信念のもと、たった一人で算数・国語・理科・社会の全科目を指導している。また「すべての子どもたちに自発学習を!」をテーマに、月一回の公開講座を開催し、過去3年間でのべ2000名近くを動員する。若い頃からの変わらぬ熱血指導で、生徒たちの「知的好奇心」を引き出す授業が持ち味。

■著書

『はじめての中学受験 これだけは知っておきたい12の常識』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)
『中学受験 同音異義語・対義語・類義語300』(中経出版)
『文章題最強解法メソッド まるいち算』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)
『中学受験 ゴロ合わせで覚える理科85』(KADOKAWA出版)
『中学受験 ゴロ合わせで覚える社会140』(KADOKAWA出版)
『ケアレスミスをなくせば中学受験の9割は成功する』(KADOKAWA出版)
『合格する子がやっている 忘れない暗記術』(かんき出版)

この記事の著者

フリーライター。子供の誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材執筆。6年前に子供の中学受験を経験したものの、国立大学の附属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。