『二月の勝者』で反響。中学受験は課金ゲーか?|今一度立ち止まって中学受験を考える
中学受験の親子を描いた人気漫画『二月の勝者』。10月からドラマ放送も始まりました。そのなかで出てきた「中学受験は課金ゲーム」という台詞が反響を呼んでいます。中学受験はお金をかけることで、成績が伸びるものなのでしょうか?
中学受験における3つの課金
『二月の勝者』のなかで、息子の成績に悩む母親が、受験に非協力的でスマホゲームに夢中な夫に、「どうせなら私達の子どもに課金してよ! 自分の子どもをクソ強いキャラに育ててよ! どんな敵もラスボスも倒せるようなクソ強い武器を持たせてよ!」といった口撃をするシーンがあります。この台詞に共感、反感それぞれあるようです。
中学受験は課金ゲームのようにお金をかければ成績が上がり、難関中学に入れるものなのか。まずは、課金ゲームがどんなシステムになっているのか考えたいと思います。課金システムは大別すると次のような感じでしょう。
- キャラ強化ためのアイテムを購入
- ガチャの権利を購入。運でアイテムを手に入れる
後者は運です。可能性を買います。通常超・低確率で強いアイテムが出ますが、有料ガチャでは当たる可能性が若干上がります。しかし必ずそういったアイテムが出るわけではないので、強くなれるかどうかわかりません。一方の前者は、お金を払えばキャラを強くするためのアイテムを手にできます。ここでいう課金ゲームは、前者のイメージに近いのだと思われます。
では中学受験における課金は、どのようなものが挙げられるでしょうか?
私は次の3つが中学受験の課金に該当すると考えます。
①塾のオプション講座を受講する
②市販の参考書や問題集を買い集める
③通っている塾以外に個別指導塾や家庭教師をつける
それぞれ、詳しく説明していきましょう。
オプション講座は「落ちこぼれないための手段」にすぎない
とじる
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