勉強しないわが子にイライラする……。怒りの感情をどうコントロールすればいい?|今一度立ち止まって中学受験を考える
なかなか勉強を始めようとしない。テストで低い点でも平気な顔をしている。わが子の姿を見て「早く勉強しなさい!」「どうしていつもこんな成績なの!?」と、イライラしたり、怒ったり……。そんな日々をどうにかしたいと思っている親御さんは多いことでしょう。
中学受験、イライラのもとは?
中学受験の勉強が始まると、「宿題を始めようとしない」「やる気が感じられない」「成績が一向に上がらない」など、お子さんに対して何らかの悩みが出てきます。子どもに言っても改善が見られないと、「もっと言い聞かせなきゃ!」と思えてきます。
こうした状況が繰り返され、ストレスが蓄積すると、徐々に(あるいは突然)子どもにイライラをぶつけてしまったり、きつい言葉で叱責したりするようになります。しかし、親が感情を爆発させると、子どもは高確率で心を閉ざし、防衛しようとします。ともすると、やる気を見せるどころか逆効果になり、親子の溝が深まることもしばしばです。
親が感情をあらわにした結果、お子さんのやる気が損なわれる状況は、親御さんとしても決して本意ではないはずですから、「このイライラ感情をコントロールしたい……」と考える人は少なくないでしょう。そもそも、なぜそんなにもイライラしてしまうのか? まずはその理由を的確にとらえることが大事です。
アンガーマネージメントの考え方によると、人は自分が考えていた予定や未来が、自分の思い通りにいかないとイライラの感情が生まれるといいます。
この話は、「渋滞」に喩えてみるとわかりやすいかもしれません。スイスイ走れるはずの道なのに、それがなんらかの理由で渋滞している。すると、「なんで今日に限って!」とイライラします。渋滞と同じように、「子供はこうあるべき(こうあって欲しい)」と思っていたことが、現実でその通りにならないと、イライラします。
高すぎる理想。あるべき姿、あって欲しい姿とのギャップ
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