【小5理科/植物のつくり】植物のしくみを理解するための3つのチェックポイント|中学受験のツボ[理科編]
理科のなかでも、植物の分野は覚えることが多く、どこから手を付けたらよいか迷ってしまうことも多いですが、ほかの理科の分野と同じく、まずは中心となる「イメージ」をしっかり確認してほしいと思います。今回は、植物のしくみについて「3つのチェックポイント」を用意しました。
Contents
(1)事前チェックポイント
植物と動物は何が違うの?
植物の内容に本格的に入る前に、まずは、お子さんがこの質問に答えられるかを確認してみましょう。
植物は動物と同じく、呼吸でデンプン(糖)を分解することで、生きるためのエネルギーを手に入れます。
植物と動物の差は、このデンプンを手に入れる方法の差にあります。
中学受験の範囲では「光合成」をして、自分でデンプン(糖)をつくることができるのが植物、直接的・間接的に植物などがつくったものを食べてデンプンを手に入れるのが動物、となります。
植物の光合成というのは、動物にとっての食事にあたる重要なものなので、植物は効率的に光合成を行うためのさまざまな工夫をしています。この後の内容で、植物の根や茎や葉のつくりを見ていきますが、その際も、そのつくりが光合成にどう関わっているのかが重要になります。
解答例
事前チェック1の質問に対する子供たちのよくある解答として「緑色のものが植物」「動くものが動物」などがあります。
これも、植物は光合成をおこなう場所(葉緑体)が緑色をしているから、動物は、ほかの生き物を食べるためには動かなければいけないから、と、デンプンを手に入れる方法の差から生じた差です。
保護者向け(実は)
生物を「動物―植物」の2つに分けるというのは少し古い考えで、この考え方だと、ミドリムシ(光合成をする&動く)、キノコ(周囲にあるものを分解してエネルギーを得る)はどちらにするのか……などという問題があります。
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