【小5理科/三態変化】ドライアイスは何がすごい?|中学受験のツボ[理科編]
今回は、物質の三態変化についてお話しします。ドライアイスはどうして温めると煙になるの? 固い鉄も気体になるの……? 素朴な疑問の答えを、お子さんと一緒にみていきましょう。
事前チェックポイント
鉄も気体になるの?
問題:水は温めると気体になるけど、鉄も同じように気体になるの?
物の状態には「固体」「液体」「気体」の3つがあります。
水が0度以下の時には氷(固体)、0度から100度の間では水(液体)、100度以上では水蒸気(気体)となるように、ほぼすべてのものは、温度を変えると、固体・液体・気体の3つの状態をとることができます。
鉄は、固体でいる温度の範囲が広い物です。1536度までは固体で、そのあと1536度から2863度までは液体、それ以上で気体になります。
また、固体でいる温度の範囲が鉄よりもさらに広い金属は「タングステン」があり、これはなんと3387度くらいまで固体でいます。タングステンはこの高温でも安定しているという特徴から、電球のフィラメント(光る部分)などにも使われています。
解答例
解答:2863度(だいたい3000度)まで温めると、気体になる。
身のまわりの観察ポイント
氷水の温度は?
問題:氷が入った水の温度は、いったい何度?
「氷が入った水」といっても、さまざまな状況があり、温度がそれぞれ違うように思うかもしれませんが、実は氷水という時点で温度は「0度」と言い切ることができます。
なぜかというと、もし氷水の温度が0度より低かったら、水は液体ではなく固体になるので、ただの氷になっているはずだからです。逆に、氷水の温度が0度より高かったら、ただの水になっているはずです。
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