中学受験ノウハウ 連載 今一度立ち止まって中学受験を考える

親子で見る。話し合う。受験生親子におすすめのYouTubeチャンネル6つ|今一度立ち止まって中学受験を考える

専門家・プロ
2022年8月18日 石渡真由美

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教科書やテキストを読んで覚えたり、問題を解いたりすることだけが勉強ではありません。子どもたちが夢中になるYouTube動画も、使い方次第で学びに活用できます。今回は受験生親子とYouTubeとの付き合い方について考えます。また、親子のコミュニケーションや、受験勉強にも役立つおすすめのYouTubeチャンネルをいくつか紹介します。

YouTubeは受験勉強の敵?

YouTube動画は一度見始めると、次も見たくなる仕掛けが施されています。関連動画には、関心がある動画に似た動画が数多く並びますよね。自然とハマるように仕掛けられているので、家ではYouTube漬けになってしまっているという子も珍しくないでしょう。そうしたことから、「勉強の妨げになるから」と、極力見せないようにする家庭もあります。でも当たり前ですが、YouTubeにも学びに役立つ動画はありますし、中学受験の勉強に役立つものあります。

たとえば、塾講師が配信しているチャンネルや動画にも相当な数があります。お子さんが理科の「月の満ち欠け」が苦手という場合、「月の満ち欠け」と検索ワードを打つだけで、いろいろな講師の解説動画が検索結果にたくさん出てきます。

中学受験の勉強は塾を利用して進めていくのが一般的ですが、大手進学塾を中心とした生徒数が多い教室の場合だと、個々の生徒の理解促進まではなかなかフォローしてくれないことがあります。そういった場合、苦手単元の克服は、各家庭で担うことになります。そんなときに、これらの解説動画はピンポイントで視聴できて便利です。

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宮本毅

宮本毅

  • 専門家・プロ

1969年東京生まれ。武蔵中学・高等学校、一橋大学社会学部社会問題政策過程卒業。大学卒業後、テレビ番組制作会社を経て、首都圏の大手進学塾に転職。小学部および中学部で最上位クラスを担当し、多数のトップ中学・高校に卒業生を送り込む。2006年に独立し、東京・吉祥寺に中学受験専門の「アテナ進学ゼミ」を設立。科目間にある垣根は取り払うべきという信念のもと、たった一人で算数・国語・理科・社会の全科目を指導している。また「すべての子どもたちに自発学習を!」をテーマに、月一回の公開講座を開催し、過去3年間でのべ2000名近くを動員する。若い頃からの変わらぬ熱血指導で、生徒たちの「知的好奇心」を引き出す授業が持ち味。YouTubeチャンネル「アテナチャンネル」を運営。

■著書

『はじめての中学受験 これだけは知っておきたい12の常識』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)『中学受験 同音異義語・対義語・類義語300』(中経出版)『文章題最強解法メソッド まるいち算』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)『中学受験 ゴロ合わせで覚える理科85』(KADOKAWA出版)『中学受験 ゴロ合わせで覚える社会140』(KADOKAWA出版)『ケアレスミスをなくせば中学受験の9割は成功する』(KADOKAWA出版)『合格する子がやっている 忘れない暗記術』(かんき出版)

石渡真由美

  • この記事の著者

フリーライター。子供の誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材執筆。6年前に子供の中学受験を経験したものの、国立大学の附属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。