学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小6/国語力アップ】記述問題で高得点を取るための、要旨のまとめ方|中学受験のツボ[国語編]

専門家・プロ
2022年9月24日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 国語編 松尾吉久先生、住岡大輔先生、茂山起龍先生が担当します。
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算数理科社会

こんにちは、松尾です。

中学受験の国語で高得点をとるために必要な力は、「読む力」「解く力」「書く力」の3つです。

今回は、国語の記述問題で高得点をとるために必要な「書く力」についてお伝えしたいと思います。

「書く力」を高めるためには、書くべきことを明確にし、その内容を「本文中から探し出す力」が必要です。

そのために小学6年生におすすめなのが、説明文・論説文の要旨をまとめる練習です。記述の素材となる文章を「本文中から探し出す力」を身につけるポイントについてお話ししていきます。

要旨とは

要旨とは、説明文・論説文で述べられている主要な点、つまり「筆者がその文章で最も言いたいこと」です。

要旨をとらえるための第一歩は、話題、つまり「その文章が何について書かれているのか」をとらえることです。

話題は、第一段落に書かれている場合がほとんどです。また、最後のまとめの部分でも述べられることが多いので、最初と最後の段落を読んで共通する内容を確認すると、話題がわかりやすくなります。

要旨をまとめる問題の解き方

要旨をまとめる問題の解き方は、次の3つが基本的な流れです。

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松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。