学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小6算数/倍数・約数】最大公約数・最小公倍数の問題 ―― 素因数分解を活用してみよう|中学受験のツボ[算数編]

専門家・プロ
2022年10月17日 杉本啓太

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 算数編 杉本啓太先生有賀隆夫先生が担当します。
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国語理科社会

こんにちは、杉本です。

今回のテーマは「最大公約数・最小公倍数」です。

多くのお子さんは、最大公約数・最小公倍数を習うときに「すだれ算」を使った計算方法を習うのではないでしょうか。

ただし私は、算数が得意な子には、すだれ算以外に「素因数分解を使った最大公約数・最小公倍数の出し方」も身につけておくように指導しています。

素因数分解を使った出し方は、すだれ算を使った出し方に比べて少し手間がかかります。ただし3つの数の最大公約数・最小公倍数に関する問題などは、素因数分解を使った出し方のほうが取り組みやすい場合があります

「そもそも最大公約数や最小公倍数ってなんだっけ?」と、それぞれの意味を改めて意識するトレーニングにもなるので、ぜひチャレンジしてみましょう。

素因数分解を使った最大公約数の出し方

素因数分解を使った最大公約数の出し方を説明します。

次の例題を見てください。

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杉本啓太

杉本啓太

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株式会社ORA-Trio代表。家庭教師。灘高校から東京大学理科二類進学、同大学農学部卒業。大学時代は社会教育団体にて子どもの教育支援に携わりつつ、家庭教師・塾講師としても活動。卒業後は外資・日系コンサルティングファームに勤務しながら、土日は家庭教師としての活動を継続。その後プロ家庭教師として独立。学科指導だけでなく、学習の計画策定・環境作り・親御様の関わり方・生徒の性格起因の課題など、抽象的な問題の整理と解決を得意とする。2023年2月、模試結果分析を中心とした家庭学習コンサルティングを手掛ける株式会社ORA-Trioを設立。