学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小6国語/文法】係り受け、「の」「れる・られる」の判別|中学受験のツボ[国語編]

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2022年10月19日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 国語編 松尾吉久先生、住岡大輔先生、茂山起龍先生が担当します。
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算数理科社会

こんにちは松尾です。

今回は、国語の点数をあと10点アップさせる「文法の基本」をお伝えします。

国語の文法(国文法)というと、「覚えることが多くて、複雑でわかりにくい……」と苦手にしている子も多いかと思います。そもそも、中学受験では国文法をどこまで理解しておくべきなのでしょうか。

実際、中学受験で国文法の問題を出題する学校はかなり限られますし、出題される問題もかなり限定されています。たとえば、各品詞をしっかり理解したうえで解答しなければならないような問題はほぼ出題されません。

そのため中学受験の国文法は、ポイントを絞って学習することをおすすめします。そのうえで、基本として覚えるべき文法は次の3つです。

  1. 係り受け(主語・述語/修飾語・被修飾語)
  2. 「の」の判別
  3. 「れる・られる」の判別

1、係り受け

係り受けの問題で出題されやすいのは、主語・述語の関係と、修飾語・被修飾語の関係です。

主語・述語

主語・述語の関係では、述語をまず確認します

述語は、文の結論にあたる「どうする」「どんなだ」「何だ」の部分です。まずは述語を確認し、その主語をさがすと間違いが少なくなります。

問:次の文の主語と述語を答えなさい

彼こそキャプテンにふさわしい人物だ。

文の結論の「どうする」「どんなだ」「何だ」をさがすと、最後の「人物だ」が結論にあたるので述語ということがわかります。

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。