学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小5国語/文章理解】接続語と指示語を使いこなそう|中学受験のツボ[国語編]

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2022年10月15日 住岡大輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 国語編 松尾吉久先生、住岡大輔先生、茂山起龍先生が担当します。
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算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

今回は基本に立ち返り、指示語接続語を扱います。塾のテキストや模試などで多く出てきますよね。出題される頻度が高いということは、それだけ重要度も高いということです。

問題を解くうえでも大事な知識ですが、それ以上に本文の読解をするうえでとても大切になります。ぜひ、5年生の段階でマスターしておきましょう!

指示語

まずは、指示語から確認していきます。

指示語は、基本的には文中に書かれている言葉を2度3度くり返し書くことを避ける目的で使われます。

そのため、指示語が指す内容の多くは文中に書かれています。国語の授業でよく言われる、「文章に答えがあるんだよ!」ということですね。抜き出し問題などでは、指示語が指す内容を問われることが多いです。

指し示す内容は後ろに来ることもある

「指示語の“前”に、指し示している内容が来る」とよく指導されるかもしれませんが、これ自体は間違ってはいないものの正確ではありません。

たとえば、次の例文を見てみてください。

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住岡大輔

住岡大輔

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NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。