学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小4~小6社会/農業】比較してイメージしよう! 近郊農業と遠郊農業|中学受験のツボ[社会編]

専門家・プロ
2022年11月23日 吉崎 正明

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 社会編 吉崎正明先生池田良輔先生茂山起龍先生が担当します。
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国語算数理科

こんにちは、吉崎です。

今回のテーマは、農業。そのなかでも「近郊農業と遠郊農業」に注目して解説します。

近郊農業は中学入試でよく出題されますが、私の知る限り、遠郊農業はこれまで出題されたことはないはずです。しかし私が授業をする際は、知識がより定着するように、あえて近郊農業と遠郊農業を比較して解説しています。

それぞれの農業のイメージをお伝えしていきますので、これまで暗記に頼ってきた子は、知識の整理としてもぜひ読み進めてみてください。

近郊農業

近郊農業とは、大都市の近くで野菜や草花を栽培する農業のこと。一般には群馬県や長野県も含まれますが(※)、中学入試では、東京に近い埼玉県・千葉県・茨城県などでおこなわれているものが近郊農業とされます。

※塾で勉強している子は、群馬県や長野県では、涼しい気候で高原野菜をつくる「高冷地農業」がおこなわれている、と学習したはずです

 

大都市の近くでおこなう近郊農業には、ふたつのメリットがあります。

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吉崎 正明

吉崎 正明

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現役塾講師。都内中学受験塾で社会・国語を担当。12年間在籍した大手進学塾では中学受験難関選抜ゼミ担当を歴任、社内数千名が出場する「授業力コンテスト全国大会」で優勝経験あり。その後家庭教師を経験し、2019年より現在に至る。指導方針は「正しい学習姿勢で、楽しく成績を伸ばす」。また、社会では「センス不要。イメージを作って考える」授業を実践しており、中学受験ナビでも「イメージで覚える中学受験歴史」を執筆。茨城県行方市出身。