学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小6社会/文化史】世界文化遺産を「歴史」と結びつけて整理しよう|中学受験のツボ[社会編]

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2022年11月26日 池田良輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 社会編 吉崎正明先生池田良輔先生茂山起龍先生が担当します。
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国語算数理科

今回は「文化史」をまとめるときのポイントを紹介します。

そのポイントとは、世界文化遺産と「歴史」を結びつけて考えること。そもそも世界文化遺産とは、世界遺産のなかでも歴史的な価値を評価されているものを指しますが、これらの遺産を歴史の知識と絡めると記憶に残りやすくなります。中学入試で出題が増えている「分野を横断した総合問題」にも対応しやすくなりますよ。

では、いくつかの世界文化遺産を見ていきましょう。

厳島神社

厳島神社(広島)」は、中世までの大陸との交流を物語る遺産として知られています。同様の遺産としては「 〈神宿る島〉 宗像・沖ノ島の関連遺跡群(福岡)」も有名ですね。

飛鳥時代から鎌倉時代にかけて、遣唐使や日宋貿易は、首都のあった近畿から、瀬戸内海と福岡を経由して中国や朝鮮にわたる、という航路をとっていました。

そして当時の航海は現代よりも格段に危険だったため、安全を祈るために、その航路上に神社を祀(まつ)ったのです。そのため厳島神社は、その造りが豪華かつ、宝物も多く奉納されているのですね。

厳島神社が広島にある背景としては、

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池田良輔

池田良輔

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SRP教育研究所 文系主任。既存の学習塾への疑問からSRP教育研究所の立ち上げに参画、文系代表を務める。教育哲学・教育社会学・教育史学等の複合領域が専門基盤。ある思想家の「消費者マインドの助長や蔓延が教育を危機に向かわせている」という主張に共感し、「学びの活性化」を授業の最重要目的として、チャレンジを続ける。長野県の喬木村出身で、「関東地区喬木村ふるさと会」幹事でもあり、東京の自治体や私学のお子さんの、自然体験を通じた豊かな学びの機会創出を画策中。