【小6社会/地理】九州の中心地! 福岡県に注目しよう|中学受験のツボ[社会編]
自分の住んでいる場所から遠く離れていたり、行ったことがなかったりする地域は、特産品どころか、都道府県の位置関係もあやふやな子が少なくありません。
こうした場合、まずは「エリア全体のイメージを先につけるように」と講師から言われることが多いかと思いますが、この記事では反対に、そのエリアの「重要な地域」のみを深く掘り下げることで、その周辺の都道府県との位置関係もイメージしやすくするような情報をお伝えします。
今回は九州地方の中心地、福岡県について詳しく見ていきましょう。
福岡県の基礎情報
福岡は九州で最も人口が多く、「福岡市」と「北九州市」というふたつの政令指定都市があります。
本州から九州に入るときの“入り口”にあたり、東海道・山陽新幹線の西の終着駅が博多駅です。博多は、福岡のなかでも特に栄えている都市として知られていますね。
2011年、博多から佐賀・熊本・鹿児島と、九州の西側の県を通る九州新幹線が開通し、2022年には長崎へとつながる西九州新幹線も部分開通しました。九州の東側にあたる大分・宮崎へは、福岡から日豊本線(JRの在来線)と東九州自動車道が通じています。
古くから、外国との “窓口”だった
福岡は九州の陸上交通の要所ですが、実は古くから、中国や朝鮮半島との海上交流の“窓口”としても栄えてきました。弥生時代に稲作が伝来した地域、そして中国皇帝に使者を送って金印をもらった「奴国(なこく)」も、その金印が福岡で出土したことから福岡辺りにあったと言われています。
福岡は大陸外交や軍事の拠点ともされ、
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