学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小6国語/入試直前のポイント】点数をあと10点上げるためにやっておきたいこと|中学受験のツボ[国語編]

専門家・プロ
2022年12月17日 住岡大輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 国語編 松尾吉久先生、住岡大輔先生、茂山起龍先生が担当します。
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算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

入試本番までのカウントダウンが始まっていますね。

残り時間をいかに有意義に使うかが、この先のカギとなってきます。そこで今回は、残りの期間で国語の点数をあと10点を上げるためにやっておきたいことをお伝えします。

出題内容ごとのポイント

各学校の出題傾向にもよりますが、中学入試では次の4つの出題が基本です。

  1. 漢字(四字熟語含む)
  2. 文学史
  3. ことわざ・慣用句・故事成語
  4. 文法

漢字

まずは漢字です。

読みと書き、ここは満点に近い点数を取っておきたいところです。過去問だけではなく、同じ偏差値帯の学校の過去問から漢字問題をピックアップしたり、塾などでやってきた漢字テストをもう一度復習してみたりと、やれることはまだたくさんあります

この時期になると時間は1秒でも惜しいので、「漢字と語句の習得のコツ」でお伝えしたような「一文ごとに書く練習」はおすすめできません。そこで、なるべく効率よく練習するためにも、読みは書くのではなく「発音する」と書く手間を省けるでしょう。

書きに関しては、子供に書かせる、あるいは親御さんのほうに時間がある場合は「神経衰弱式」の覚え方がおすすめです。似た文字を用意して、トランプの神経衰弱のように正しい漢字を選ばせるという方法ですね。

四字熟語であれば漢字を一文字ずつバラバラにして、正しい漢字を、正しい順序で並べられるかチェックしてみましょう。これだと、子供も楽しみながら練習できます。

文学史

文学史に関しては、

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住岡大輔

住岡大輔

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NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。