学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小6国語/実践】実力を最大限発揮するための「解答術」|中学受験のツボ[国語編]

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2023年1月25日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 国語編 松尾吉久先生、住岡大輔先生、茂山起龍先生が担当します。
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算数理科社会

こんにちは、松尾です。

今回は、実力を最大限発揮するための「解答術」をお伝えします。

入試や模試など、国語の答案を作成したあとによく聞こえてくるのが「時間が足りなかった」という言葉。どのような解き方をしたのか子供たちに聞くと、たいてい「普通に、前から順番に解きました」と返ってきます。そして「解き終わらなかった問題を見たら、簡単に解けそうな問題が結構あった……」と続くんですね。

70点を目標にする

中学入試の国語は、たしかに大人でも難しく感じるような問題が少なからず出題され、100点をとるのが難しいです。ただしこれは「100点をとることだけが難しい」ともいえます。

そもそも中学入試において、国語の合格者平均点は60~70点であることが多いため、まずは「70点」をしっかり確保することを目標にしましょう

 

100点を目指すのと、70点を確保するのとでは問題の解き方が大きく異なりますが、そこで大切になるのが「解答を工夫すること」。次の3つのポイントを意識することで、取りこぼしをなくし、現状の力が最大限に反映された答案を作成できるようになります。

  1. 解く順番
  2. 解き方
  3. 見直し

ポイント[1]解く順番

まずはいきなり解き始めるのではなく、どのような問題が出題されているか、一通り目を通しましょう。時間が足らず、最後の知識問題をまったく解けなかった、という事態を防ぐためです。

全体に目を通したら、

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。