学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小5算数/平面図形】円が出てきたら、中心と中心角に注目しよう!|中学受験のツボ[算数編]

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2023年2月17日 杉本啓太

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 算数編 杉本啓太先生有賀隆夫先生が担当します。
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国語理科社会

こんにちは、杉本です。

今回のテーマは、

円が出てきたら、どのように考えればいいか?
どのような補助線を引けばいいか?

こうしたことに焦点を当ててお話しします。

もう一歩進んで考えてみよう

円に限らず、平面図形は過去の経験をもとに問題が解けることの多い単元です。「こんな補助線の引き方で解けた気がする」といった記憶が、問題を解く手がかりになるのですね。

慣れや感覚も、問題を解くうえで非常に大切な要素です。ただし、そこからもう一歩進んでみることをおすすめします。

「◯◯の図をみたらこのような線を引く」と言語化して身につけ、そうなる理由も含めて論理的に理解する。こうした習慣を意識してみましょう。

言葉で理解しておくと「思いつかなかった」ということが減り、安定して解けるようになります。見たことのない応用問題を解く際の“突破口”になることもありますよ。

例題

次の例題を見てください。

 

この問題を見たとき、まず頭に思い浮かべてほしいのは

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杉本啓太

杉本啓太

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株式会社ORA-Trio代表。家庭教師。灘高校から東京大学理科二類進学、同大学農学部卒業。大学時代は社会教育団体にて子どもの教育支援に携わりつつ、家庭教師・塾講師としても活動。卒業後は外資・日系コンサルティングファームに勤務しながら、土日は家庭教師としての活動を継続。その後プロ家庭教師として独立。学科指導だけでなく、学習の計画策定・環境作り・親御様の関わり方・生徒の性格起因の課題など、抽象的な問題の整理と解決を得意とする。2023年2月、模試結果分析を中心とした家庭学習コンサルティングを手掛ける株式会社ORA-Trioを設立。