学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小6算数/学習のポイント】受験学年として意識しておきたいこと|中学受験のツボ[算数編]

専門家・プロ
2023年2月14日 有賀隆夫

0
保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 算数編 杉本啓太先生有賀隆夫先生が担当します。
- 算数以外の3教科はこちら -

国語理科社会

髭之教育会代表の、有賀です。

新6年生の子は、いよいよ本格的な受験勉強が始まります。そこで今回は、受験生として意識しておきたい「算数の心構え」をお伝えします。

苦手な分野を洗い出す

6年生になると、塾のカリキュラムはこれまでのような単元学習ではなく、演習を中心とした学習がメインとなっていきます。

算数のカリキュラムは5年生までにひと通り終わる前提で進んでいくので、子供によっては6年生になって急に問題が解けなくなることも。算数に苦手意識をもってしまう子もいるかもしれません。

特に、単元学習のときに「解き方」をパターン化して覚えてきた子はこうした傾向が強いです。「〇〇算だから~~すればいいんでしょ」と反射的に考えてきたんですね。

単元学習をしているときは、基本的にはその単元の問題しか出題されないので「解き方」を覚えていれば解答できます。しかし、実際の試験問題には「これは〇〇算ですよ」とはもちろん書いてありません。

 

そこで大切なのが、

続きは会員の方のみご覧いただけます

0
有賀隆夫

有賀隆夫

  • 専門家・プロ
  • この記事の著者

髭之教育会代表。東京の大手進学塾で17年間指導。その後校舎責任者を経て独立しプロ家庭教師として15年間、小学生国語・算数、中学生国語・数学、高校生現代文を教える。現在は家庭教師センター髭之教育会代表として、難関校から塾に通わない中学受験まで幅広く個人指導をしている。「せっかくだから考えよう」と「絶対にあきらめない」が指導理念。学習指導の枠を越えて子どものメンタルサポート、学習スケジュール、志望校選定まで子どもと保護者とともに中学受験の総合プロデュースをおこなっている。