学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小6国語/学習のポイント】理解度を高めるための3つの方法|中学受験のツボ[国語編]

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2023年3月14日 住岡大輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 国語編 松尾吉久先生、住岡大輔先生、茂山起龍先生が担当します。
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算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

新5年生の子は6年生の授業が始まり、1ヶ月半が経とうとしていますが勉強は順調に進んでいますか? 受験生としての意識は、これまで以上に高まっているでしょうか?

今回は、文章読解や問題理解、解答・解説の理解など、さまざまな場面で必要になってくる「理解度」についてお話します。理解度を高める方法を3つお伝えするので、ぜひ試してみてください。

  1. 質問する
  2. 書かせる
  3. 解説を説明させる

方法【1】質問する

ひとつ目の方法は「質問」です。

こちらの「中学受験のツボ -国語編-」でもたびたびお伝えしてきましたが、子供に質問をして、説明させるというのは、理解度を高めるための“正攻法”です。

実際、私が個別指導をするときは、授業時間の多くを「質問タイム」にあてています。全体の流れや、絶対に押さえてほしい部分、細かなところまで質問をして、すべて答えられたら「はい、よくできた! しっかり読めているね!」と褒めているんですね。

このとき、私が率先して「この文章は〇〇がテーマで、筆者の主張は〜〜~」と説明してしまうことはほぼありません。理解度を高めるためには、子供が無意識に考えていることを明確に言語化させることで、「これって、こういうことだったんだ!」と再認識してもらうことが大切だからです。

質問例

子供たちに国語を教えるとき、私は次のような質問をしています。

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住岡大輔

住岡大輔

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NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。