学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小5算数/平面図形】作図も、算数の実力のうち! 円を描くコツを紹介します|中学受験のツボ[算数編]

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2023年4月02日 杉本啓太

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語理科社会

こんにちは、杉本です。

今回のテーマは「円を含む図形の描き方」。

コンパスを使わずに、円やおうぎ形、またはそれを含んだ図形を描くコツをお話しします。

道具を使わずに円・おうぎ形を描くコツ

「図を描く練習をする」と聞くと、たくさん描いて練習する、といったイメージをもつ方もいるかもしれません。

もちろん、うまく描けるようになるために練習は必要です。ですが、それよりも大切なのは「図形の性質」を理解し、意識しながら描くこと。これによって「正確な図を描く力」を効率的に身につけることができます。

求めなければいけない図形がイメージしづらい問題が出てきた場合でも、図形の性質を利用すると推測できることもありますよ。

 

そこで今回は、道具を使わずに円・おうぎ形を描くときのコツをふたつお話ししたあとに、それを使った応用問題を解説します。

コツ[1]中心と到達する点を先に描く

ひとつ目のコツは、中心と到達する点を先に描いておくこと

そもそも「円」という図形の定義は、ある定点から等距離にある点の集まり。「線」による図形全般に言えることですが、円も“点の集合体”なのですね。

この定義を意識しながら、作図をしていきましょう。

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杉本啓太

杉本啓太

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株式会社ORA-Trio代表。家庭教師。灘高校から東京大学理科二類進学、同大学農学部卒業。大学時代は社会教育団体にて子どもの教育支援に携わりつつ、家庭教師・塾講師としても活動。卒業後は外資・日系コンサルティングファームに勤務しながら、土日は家庭教師としての活動を継続。その後プロ家庭教師として独立。学科指導だけでなく、学習の計画策定・環境作り・親御様の関わり方・生徒の性格起因の課題など、抽象的な問題の整理と解決を得意とする。2023年2月、模試結果分析を中心とした家庭学習コンサルティングを手掛ける株式会社ORA-Trioを設立。