学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小4算数/代入算】「置き換える」と「そろえる」を身につけよう|中学受験のツボ[算数編]

専門家・プロ
2023年4月21日 有賀隆夫

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語理科社会

髭之教育会代表の有賀です。

消去算は算数の単元のなかでもっとも数学に近い問題です。近いというよりも「連立方程式の応用」そのままの解法ですね。

問題のパターンは「消去法」と「代入法」のふたつにわかれます。

今回は、子供が混乱しやすい「代入法」のコツについて説明します。

まずは置き換えられるものを探す

問題
リンゴ1個の値段はミカン2個の値段より30円高くなっています。また、リンゴ2個とミカン3個の値段の合計は340円になります。リンゴとミカンの値段はそれぞれいくらになりますか。

 

代入の本来の意味は「文字の中にほかの数字を入れること」です。

保護者のみなさんも、方程式の学習をしているときに「この式にこれを代入して」と説明された経験があることでしょう。

この「入れる」という考え方は、子供にはわかりにくいことがあるようです。

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有賀隆夫

有賀隆夫

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髭之教育会代表。東京の大手進学塾で17年間指導。その後校舎責任者を経て独立しプロ家庭教師として15年間、小学生国語・算数、中学生国語・数学、高校生現代文を教える。現在は家庭教師センター髭之教育会代表として、難関校から塾に通わない中学受験まで幅広く個人指導をしている。「せっかくだから考えよう」と「絶対にあきらめない」が指導理念。学習指導の枠を越えて子どものメンタルサポート、学習スケジュール、志望校選定まで子どもと保護者とともに中学受験の総合プロデュースをおこなっている。