【小4社会/都道府県】「合併された県民の気持ち」になってみよう|中学受験のツボ[社会編]
都道府県の位置と名称を覚えるときには、さまざまな方法があります。
有名なのは「歌」で覚えることですが、試験中に歌うわけにもいきませんし、北から順に歌わないとその場所が思い出せない、という不便な一面もあります。
そこで今回提案したいのが、明治時代の地図を使って覚える方法。このとき役に立つのが『知らなかった! 都道府県名の由来』という書籍です。
文字通り「都道府県の名前の由来」を説明した本ですが、明治初期の廃藩置県において県境がころころ変わった様子を示した地図も載っていて、ここではこの地図を利用します。
Contents
長野県
まずは『知らなかった! 都道府県名の由来』の著者の谷川彰英さん、そして私(筆者)の出身県である長野県について見ていきましょう。
「合併された県民の気持ちになりきって大騒ぎする」というマインドセットで読み進めると、さらに理解が進みますよ。
かつての長野県は、明治4年の段階では、現在の上半分が長野県、現在の下半分と旧・飛騨の国(岐阜県の上半分)が合わさって「筑摩(ちくま)県」となっており、何とも違和感の残る県境になっていました。
谷川さんの出身地「松本市」も、私の出身地「喬木村(たかぎむら/飯田市の隣)」も筑摩県に属していました。
松本あたりと、旧・飛騨の国との境目には「飛騨山脈(北アルプス)」が立ちはだかっているので、そこを行き来するのは困難だったにもかかわらず、ひとつの県になっていたんですね。
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