学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小5社会/日本のすがた】基本事項を確認しよう ―― 日本の周囲・領土・人口|中学受験のツボ[社会編]

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2023年5月12日 吉崎 正明

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語算数理科

こんにちは、吉崎です。

今回のテーマは「日本のすがた」。

確実に覚えておきたい基本事項を解説しますので、ぜひお子さんと一緒に読み進めてみてください。

日本列島の周囲

約3000kmにわたって弓なりな形状をしている日本は、太平洋・日本海・オホーツク海などに囲まれた島国です。

面積は約38万㎢。島の数は約14000個(※)あるとされています。

※2023年2月に更新された数で、それまでは約7000の島があるとされていました

 

そんな島国・日本に属する海の範囲を確認しましょう。

海の範囲

海の範囲は、その距離によって次のように決められています。

■領海
海岸線から12カイリまでの海。沿岸国に属する

■排他的経済水域
領海をのぞく200カイリまでの海。属している国は資源などを獲っても良い

■公海
排他的経済水域より外側の海。どの国にも属しない

それぞれの「カイリ」について、お子さんと確認してみてください。

ちなみに1カイリは約1852mで、200カイリは約370km。計算ではなく、パッと出てくるように暗記したいですね。

東西南北の端の島

日本の東西南北の端の島は、その位置はもちろん、漢字で確実に書けるように練習しておきましょう。

東端……南鳥島(東なのに“南”鳥島)
西端……与那国島(「那」の漢字を練習しよう)
南端……沖ノ鳥島(水没を防ぐために周りをコンクリートで保護している)
北端……択捉島(部首の“てへん”を隠して「シャクアシ島」と覚えてみるのもひとつの手)

日本の領土

日本の領土には、他国が領有権を主張している島もあります。これらは“日本固有の領土”と一般には解釈されているため、「他国が領有権を一方的に主張している」と理解しておいても良いでしょう。

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吉崎 正明

吉崎 正明

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現役塾講師。都内中学受験塾で社会・国語を担当。12年間在籍した大手進学塾では中学受験難関選抜ゼミ担当を歴任、社内数千名が出場する「授業力コンテスト全国大会」で優勝経験あり。その後家庭教師を経験し、2019年より現在に至る。指導方針は「正しい学習姿勢で、楽しく成績を伸ばす」。また、社会では「センス不要。イメージを作って考える」授業を実践しており、中学受験ナビでも「イメージで覚える中学受験歴史」を執筆。茨城県行方市出身。