学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小4国語/学習のポイント】読書はしたほうがいい?|中学受験のツボ[国語編]

専門家・プロ
2023年6月13日 住岡大輔

1
保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
- 国語以外の3教科はこちら -

算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

みなさんは、お子さんの国語力や成績を上げるためにどんなことをしていますか?

よく挙げられるのは「読書」ですが、読書が国語の勉強に必要なのか、疑問に思っている方もいるかもしれません。

 

そこで今回は、そもそも読書はしたほうがいいのか? どのような効果があるのか? といったことをお伝えします。

それではいきましょう!

読書はしたほうがいい?

結論から言ってしまえば、読書はしたほうがいいです

以下のような効果があるからですね。

  • 新たな知識や語句が増える
  • 感情や言語表現を身につけられる
  • 知的好奇心をかき立てることができる
  • 場面を想像できるようになる
  • 文章を読むスピードが速くなる

 

子供によっては読書は楽しいものなので、“スマホ依存”になりにくいといった一面もあるでしょう。

 

私自身、子供のころは学校や地元の図書館に通いつめ、何冊も借りて読んでいました。理科の勉強にもなる『ファーブル昆虫記』を筆頭に、『シャーロックホームズ』『怪人二十面相』のそれぞれのシリーズ、歴史の勉強にもなる『日本の歴史(漫画)』も読みましたね。

読書感想文を書くのはキラいでしたが、「課題図書」を読むこと自体に抵抗はなく、楽しく読んでいたことも覚えています。

こうしたおかげもあり、文章を読むスピードもかなり速くなりました

「なんのための読書か」を考えよう

読書はたしかに有効ですが、なんのための読書か? についてはしっかりと考える必要があります。

勉強のため、速読の練習のため、読解力を上げるため ―― といった目的で読書をしても、あまりうまくいかなかった経験をお持ちの方もいるかもしれません。

続きは会員の方のみご覧いただけます

1
住岡大輔

住岡大輔

  • 専門家・プロ
  • この記事の著者

NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。