学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小4国語/実践】随筆の問題を解くときに注意したいこと|中学受験のツボ[国語編]

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2023年6月10日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、松尾です。

今回は「随筆の問題を解くときに注意したいこと」についてお伝えします。

中学入試の国語で合格点をしっかり取りたい! と考えている5年生に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

随筆とは

随筆とは、筆者の体験や読書などから得た知識をもとに、それに対する感想・考えをまとめた文章のことです。

中学受験の国語の問題では「小説に近い随筆」と「説明文に近い随筆」に大別できる場合が多く、「小説に近い随筆」とは筆者の身のまわりの出来事から筆者が感じたことを述べる文章のこと。「説明文に近い随筆」とは、ある事実や筆者の経験から筆者が考えたことを述べる文章です。

随筆については、次の記事でも解説しています。

【小5国語/文章読解】随筆の要点を理解する方法

随筆の問題を解くときに注意したいこと

随筆の問題を解くときに気をつけたいことは、次の3つです。

  1. 客観的に文章を理解する
  2. 「事実」と「感想・意見」を区別する
  3. 「体験・事実」が複数あるときは共通点を考える

1、客観的に文章を理解する

国語が苦手な子が文章を読むと、どうしても“自分が”どう思うかを答えがちです。

好きな本を読んでいるときはそれで問題ありませんが、国語の問題を解く場合は“筆者が”どう感じたか・考えたかを読みとる必要があります。

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。