【小4国語/記述問題】小説の記述問題のポイント ―― 登場人物の性格を理解しよう|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは、松尾です。
近年、学習指導要領の変更や、大学入試改革の影響で「思考・判断・表現する力の育成」が重要視されるようになりました。
中学受験の国語の問題でも、思考力・表現力を判断するために「記述問題」が増加傾向にあります。
小説の記述問題では「登場人物の心情」に関する問題がよく出題されますが、これを理解するうえで役立つのが「登場人物の性格」を理解すること。
なぜなら「登場人物の心情」は、その人物の性格や人物像が反映されていることが多いからです。
そこで今回は、登場人物の性格や人物像をどのように理解し、記述すれば良いかについて解説します。
「登場人物の心情」については、次の記事も参考にしてみてくださいね。
ふたつのポイント
登場人物の性格や人物像を理解するには、次のふたつのポイントを意識しながら小説文を読み進めることが大切です。
- 性格を表す言葉を探す
- 言動や態度などから性格を読みとる
ポイント[1]性格を表す言葉を探す
まずは、登場人物の性格や人物像を表す言葉を探しましょう。
「やさしい」「いじわるだ」「真面目」「怠け者」など、性格を表す言葉を確実に探せるようにしたいですね。
ただし「性格を表す言葉」を探すのは、大人が思っている以上に難しいもの。これは私自身、4年生の授業をしていても感じることですが、その最大の理由は、性格を表す言葉の“語彙不足”です。
たとえば「寡黙」「几帳面」「サバサバ」といった言葉を知らないだけでなく、性格を表す言葉だと認識できない子も少なくありません。
このような言葉を知らない子には単語帳などを渡して覚えさせても効果は薄いため、私の授業では小説の内容を確認するとき、登場人物の性格も生徒に説明してもらうようにしています。
実際に文章に出てきた登場人物の性格としてその言葉に触れることで、その意味も理解できるようになります。
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