学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小4国語/学習のポイント】夏期講習に向けて取り組んでおきたいこと|中学受験のツボ[国語編]

専門家・プロ
2023年7月06日 住岡大輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

低学年から学習を続けている家庭も、4年生から学習を始めた家庭も、中学受験に向けた本格的な夏期講習はこの夏がはじめてでしょう。

そこで今回は、国語の夏期講習に向けて取り組んでおきたいことを紹介します。

夏期講習に向けた準備

夏期講習に向けて準備しておきたいことは、次の3つです。

  1. 目標を決める
  2. 生活リズムを整える
  3. 学習計画を立てる

 

準備[1]目標を決める

まずは、お子さんと一緒に「学習目標」を立てましょう。

夏休みはおよそ1か月半と長いですが、夏期講習は課題が多かったり、学校の宿題との両立が必要だったり、家族旅行の予定があったりと、「+α(アルファ)」の時間は意外と取れないものです。

あれもこれもとを詰め込むと消化不良になるので、まずは普段の授業や課題に取り組むなかでスキルアップすることを目標にしたいですね。

イメージとしては、以下のとおりです。

  • 学校の宿題は7月中に終わらせ、8月は塾や家庭教師から出された課題に専念する
  • 苦手科目・苦手単元を集中して特訓し、8月末には類題を9割以上正答できるようにする

 

これらは当たり前のことに感じるかもしれませんが、当たり前のことを当たり前にこなすことも受験勉強の大事なポイント

お子さん本人が納得して取り組むことも大切です。

 

準備[2]生活リズムを整える

夏休みは学校が休みのため、いつもより睡眠時間に“ズレ”が生じます。

かくいう私も、小学生のころは正午過ぎまで寝ていたり、という日もありました……。

 

生活リズムとしては、学校があってもなくても同じ時間に寝起きすることが理想です。

学習時間に関しても、少なくとも学校にいる時間と同程度は確保したいですね。

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住岡大輔

住岡大輔

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NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。