【小4算数/つるかめ算】つるかめ算に気づく感覚と解法の選び方|中学受験のツボ[算数編]
髭之教育会代表の有賀です。
4年生の単元として、多くの子供が基本的なつるかめ算の問題を学習したと思います。
つるかめ算は、通っている塾や指導者によって、優先する解法が異なります。
多くの子が教わるつるかめ算の解法は「面積図」もしくは「式」の2パターンが多いでしょう。
つるかめ算の基本的な問題を解くときには、どちらでも問題ありません。
それよりも、「この問題はつるかめ算なのか」を見極めることが重要になります。
つるかめ算の見極め方を知ろう
テキストで問題を解くなら、単元として「つるかめ算」と書いてあります。しかし、実際の入試問題には単元の名前は書いてありません。
ですから子供が問題を読んで、自分で「これ、つるかめ算だ!」と気づく必要があります。
つるかめ算を見極める簡単なコツは、
「単位の違う2種類の合計に注目する」ことです。
例を見て考えてみましょう。
1、ツルとカメが合わせて10匹います。脚の本数の合計は32本です。ツルとカメはそれぞれ何匹いますか。
→ 10匹と32本(頭の合計と脚の合計)
2、80円の鉛筆と120円のボールペンを合わせて10本買ったところ、代金は960円になりました。鉛筆とボールペンをそれぞれ何本買いましたか。
→ 10本と960円(本数の合計と代金の合計)
ふたつの問題はまったく同じ形式のつるかめ算です。
1のツルとカメなら解けるのに、2になると途端に手が止まってしまう子供がいます。
「これ、つるかめ算だよ」と言ってあげるとスラスラ解けるのに、自分ひとりでは解くことができない。
解法自体は覚えているのに、つるかめ算であることを見極められていないからです。
つるかめ算の仕組みを完璧に理解するのが理想ではあります。
しかし、まずは「2種類の合計が出てきたらつるかめ算!」と意識するだけで、大きく前進しますね。
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