学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小4国語/文法】主語・述語・修飾語ってなに?|中学受験のツボ[国語編]

専門家・プロ
2023年8月28日 住岡大輔

0
保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
- 国語以外の3教科はこちら -

算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

今回は、文法のお話。

主語・述語・修飾語」について解説します。

 

私は中学受験生に限らず、中学生や高校生にも、文法の大切さ・重要性を説きながら授業をしています。なかでも主語・述語は「要約」などでも活用するため、最重要視しています。

4年生のこの段階でクリアにしておくと、今後の読解スキルも変わってくるので、ぜひ押さえておきましょう。

主語・述語・修飾語とは

主語・述語・修飾語について、それぞれ説明します。

主語

主語とは、「何が(は)」「誰が(は)」にあたる言葉のことです。

その文で、主体となっている物事のことを指します。

※主語は必須なものではありません。何が主語か明確な場合は、主語を置かないこともあります

述語

述語とは、「どうする」「どんなだ」といった言葉です。

その文での、主体の動作・状態・様子を表します。そのため、主語と述語はセットで使われます。

例)セミが 鳴く。
   ∟主語 ∟述語

「セミ」という主体が、「鳴く」という行動をしている、ということですね

 

修飾語

修飾語とは、文中の言葉に付け加えをして、説明を詳しくする言葉です。

何を」「どのように」「いつ」「どこで」「どんな」などの役割があります。

修飾語を多用することで、長い一文を作ることができます。

それぞれの修飾語がどの言葉を詳しくしているかを、お子さんにはしっかりと見極めさせるようにしましょう。

例)木に 止まった セミが ミンミンと 大きな 声で 鳴く。
下線部がすべて修飾語です

<修飾語 → 被修飾語>

  • 木に(どこに)→ 止まる
  • 止まった(どんな)→ セミが
  • ミンミンと(どのように)→ 鳴く
  • 大きな(どんな)→ 声で
  • 声で(なにで)→ 鳴く

続きは会員の方のみご覧いただけます

0
住岡大輔

住岡大輔

  • 専門家・プロ
  • この記事の著者

NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。