学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小4国語/小説文】小説の問題で10点アップするために必要な3つのこと|中学受験のツボ[国語編]

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2023年9月01日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、松尾です。

今回は、4年生の子が新学期に知っておきたい「小説の問題で点数を10点アップさせるために必要なこと」についてお伝えします。

小説の問題を解くうえで必要な3つのこと

中学受験の国語で出題される長文の種類は、説明文・論説文、随筆、小説などがあります。

そのなかで小説は、ほかの文章に比べると感情移入しやすい文章も多く、読みやすいと感じる子が多いようです。

しかし、読みやすさに比例して点数をとりやすいかといえば、そうでもない場合を多く目にします。読書は好きなのに、国語の点数を取り切れていない子の多くは、小説でしっかり点数をとれていないケースが見られるんですね。

 

そしてそんな子は、次の3つができていないことが非常に多いです。

  1. 「登場人物」と「場面」を確認する意識をもつこと
  2. 「誰の何を答えるのか」をしっかり確認すること
  3. 「気持ち」などの結論を先に考え、理由を説明すること

 

「登場人物」と「場面」を確認する意識をもつ

小説の問題で点数をとれない子に多いのが、主観的に文章を読んでいて、客観的に文章の内容を理解できていないことです。

趣味の読書の場合にはそれで問題ありませんが、国語の問題を解く場合には「客観的な理解」が必要になります。

 

そこで有効なのが、登場人物と場面を意識すること

特に「いつ、どこで、だれが、何をした」という場面設定を意識することで、小説の文章を客観的に捉えられるようになります。

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。