学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小6国語/文法】品詞を分類してみよう|中学受験のツボ[国語編]

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2023年9月29日 住岡大輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

今回扱うのは、文法の「品詞の分類」。

品詞をしっかりと理解し、分類できれば、「おや……?」と思うような日本語を書くことも減ってきます。

中学校に入ってからも同様の内容を学ぶので、覚えているだけでアドバンテージを取れますよ。

それではいきましょう!

自立語と付属語

まずは、自立語付属語に分類しましょう。

自立語とは、単独で文節をつくることのできる言葉のこと。わかりやすく言えば「その言葉だけで意味がわかる言葉」ですね。

たとえば、「早い」「犬」「元気だ」などが挙げられます。

 

付属語とは、単独で文節をつくることができない言葉のこと。「その言葉だけでは意味が伝わらない言葉」ともいえますね。

たとえば、「だ」「は」「ので」などが挙げられます。

品詞の種類

品詞の種類をざっと並べると、次のとおりです。

自立語
動詞・形容詞・形容動詞・名詞・接続詞・感動詞・副詞・連体詞

付属語
助動詞・助詞

 

自立語かつ、活用のある言葉

自立語かつ、活用(言葉の変化)のある言葉を紹介します。

これら3つは、まとめて「用言」と呼びます。

動詞
「~~。」で終わる形のときに、ウ段の音で終わる言葉。主に動作を表す

例)歌う、飛ぶ、走る

 

形容詞
「~~。」で終わる形のときに、「~~い。」で終わる言葉。様子や状態を表す

例)かわいい、明るい、青い

※「きれい」は「きれいだ」が本来の形のため、形容詞ではありません

 

形容動詞
「~~。」で終わる形のときに、「~~だ。」で終わる言葉。形容詞と同様に、様子や状態を表す

例)元気だ、きれいだ、親切だ

 

自立語かつ、活用のない言葉

自立語かつ、活用のない言葉を5つ紹介します。

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住岡大輔

住岡大輔

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NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。