学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小4国語/学習のポイント】国語の成績が伸びる小学4年生の共通点|中学受験のツボ[国語編]

専門家・プロ
2023年10月01日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、松尾です。

今回は「国語の成績が伸びる小学4年生の共通点」をお伝えします。

私自身、中学受験の国語を指導する立場で子供たちを見ていると、成績が伸びる子の“ある共通点”に気づくことがあります。

一見すると「うちの子は国語が苦手なのかも」と思ってしまうような行動でも、実は国語力を伸ばす重要なヒントが隠れていることもありますよ。

「読む力」が伸びる子の共通点
意味がわからない言葉があると読み進めなくなる

「解く力」が伸びる子の共通点
答えを間違ったときに納得できず、怒り出す

「書く力」が伸びる子の共通点
本文のヒントがどこにあるかわからないと答えられない

 

「読む力」が伸びる子の共通点

国語の文章を読むのに時間がかかる生徒がいますが、その理由として「わからない言葉があって先に進めなかった」と答える生徒は、国語の成績を伸ばすチャンスを迎えているといえます。

なぜなら「言葉に対する感受性」が高まっている、と考えられるからです。

 

中学受験の国語の文章は難易度が高く、わからない言葉が使用されることも少なくありません。そして多くの子は「問題を解くこと」を優先するので、多少わからない言葉があっても読み進めていきますし、実際そうする場合がほとんどです。

それができずにいるというのは、言い換えると、読み進めることができない=読み飛ばすことができないほど、その言葉が気になっているということ。

言葉の意味が気になって課題文を読み進められなかったときは、言葉の意味さえわかれば読み進めることができ、問題も解ける場合が多いのです。

 

こうした子には、ぜひ親御さんも一緒になって、意味がわからなかった言葉を辞書で確認してあげてください

そのうえでもう一度チャレンジしてみると、文章が読みやすくなり、問題も解けるようになっているでしょう。

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。