【小6社会/文化史】丸暗記ではなく、比較して覚えよう!|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、吉崎です。
中学受験ではあまり取り上げられない分野ですが、今回は「文化史」について解説します。
網羅的に知識をただおさらいするのではなく、理解をより深められるように、それぞれの知識を比較しながら紹介していきます。
鎌倉仏教
鎌倉仏教の宗派と人物名は言えるようにしておきたいですが、平安時代の仏教と比べると鎌倉時代の仏教は宗派も多く、覚えるのが大変ですよね。
そこでおすすめなのが、以下の表のようにして、宗派や人物面などを比較して覚えることです。
こうして表で見ても「情報が多いし、ワケがわからない……」となるかもしれませんが、よく見てみると「特徴」と「支持者」をうまく結びつけられる気がしませんか?
そう、平安仏教と比べて、鎌倉仏教はその”教え“がわかりやすく、文字が読めなくても実行しやすいものが多いため、さまざまな層に受け入れられたんですね。
たとえば浄土真宗は、阿弥陀仏を信じるだけで「死後、苦しみのない安楽の世界である極楽に生まれることができる」とされました。
そのため、文字を読める人が少ない農民などにも受け入れられたのです(当時は庶民を対象とした学校もなかったため、ほとんどの人が文字を読めなかったといわれています)。
臨済宗や曹洞宗も「座禅」によって悟りを開く方法のため、字が読めなくても安心。
このふたつは「禅宗」と呼ばれ、武士からの人気が比較的高かったようです。
ちなみに中学入試の社会では「加賀の一向一揆」、織田信長と対立した「浄土真宗」、鎌倉幕府に保護され、上級武士たちに人気があった「臨済宗」が多く取り上げられている印象があります。
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