【4年社会/農業】作物と都道府県の組み合わせ ―― ビーフカレーと北海道の関係は?|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、井上です。
4年生の後半になると、お子さんが通っている塾では、稲作を皮切りにして「農業」が社会の授業の中心となります。
農業に関しては、「どの作物が、どの都道府県でさかんに栽培されているか」という知識をインプットしなければなりません。
そこで今回は、作物と都道府県の組み合わせを楽しく覚える方法を紹介します。
※記事内で紹介している「生産量の県別ランキング」は2021年時点のデータです(出典:『日本のすがた 2022』)
「料理の材料」と「都道府県」を結びつけて覚えよう
農業の学習においては、作物を気候や地形と結び付けて「理解」と「暗記」の両立をしなければなりません。とはいえ、作物と都道府県の組み合わせはかなりの数に及ぶため、覚えるのがイヤになってしまう子も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、わたしの生徒が代々「ビーフカレーの法則」と呼んでいる方法を試してみること。具体的には「料理の材料」と「都道府県」を結びつける、という方法です。
考えてみると、農作物の名産地では新鮮な材料が安く手に入るため、それを使った美味しい料理がいただけるはず。
たとえば「具材名」と「料理名」をセットで覚えれば、その料理を想像しながら農作物と産地を覚えられますし、実際に産地を確認しつつ、お子さんと買い物をして一緒に料理をしてみたり、旅行で現地を訪れた際に食べてみる、という楽しみ方をしたりしても良いでしょう。
宮崎県の農作物
「ピーマン」の生産量と、「豚」の飼育頭数は、現在ではいずれも宮崎県が全国2位です。
そしてピーマンと豚肉を組み合わせたお料理といえば、「チンジャオロース」「豚ひき肉のピーマン肉詰め」が思い浮かぶかもしれません(本場では牛肉を使うらしいですが、ここでは豚肉を使う、親しみのある“町中華”を例にとって考えてみます)。
では、お子さんにチンジャオロースの材料を挙げてもらいましょう。「ピーマンと豚」と答えられたら、「どちらも宮崎が第2位だよ!」と教えてあげてください。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます