中学受験ノウハウ 連載 FP に聞く中受と教育費のキホン【最新版】

私立中高一貫校の学費と大学進学の費用を知っておこう ―― FP に聞く中受と教育費のキホン【最新版】#5

専門家・プロ
2023年12月11日 川口裕子

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なにかとお金がかかる中学受験。塾にかかるお金だけでなく、出願費用など受験そのものにかかるお金も用意しなくてはならないことは、第3回でご説明した通りです。

では、中学受験を見事突破した後はどうでしょうか?

今回は、私立中高の学費と大学進学費用について最新の情報を踏まえながら、教育資金設計などのコンサルティングを行うファイナンシャルプランナー、竹下さくらさんにお話を伺います。

私立中高の学費は6年間で約750万円

中学受験に成功、つまり合格すると何はともあれ必要になるのが入学金。2023年度(令和5年度)の都内私立中学校の入学金の平均額は263,020円でした。

入学金は入学するかどうかにかかわらず、合格発表後、早い学校では数日以内に支払わなければならないことがあります。

受験を決めたら準備しておかなければならない資金の1つです。

都内私立中学校における初年度納付金

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竹下さくら

竹下さくら

  • 専門家・プロ

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®。損害保険会社・生命保険会社勤務を経て、1998年にファイナンシャルプランナーとして独立、現在に至る。個人向けのコンサルティング業務を主軸に、セミナーでの講演、新聞や雑誌等への執筆活動など幅広く活動中。二児の母。主な教育資金関連の著書に、『「教育費をどうしようかな」と思ったときにまず読む本』(日本経済新聞出版社)、『緊急対応版「奨学金」上手な借り方 新常識』(青春出版社)、『親と子の夢をかなえる! “私立"を目指す家庭の教育資金の育てかた』(近代セールス社、共著)、『書けばわかる!わが家にピッタリな住宅の選び方・買い方』(翔泳社)がある。

川口裕子

  • この記事の著者

ライター。私立中高の受験専門誌がライターとしての出発点。現在は大学や企業取材を中心にノンジャンルで執筆活動を行っている。編集プロダクションクレア所属。