学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小6理科/地球】地球の内側ってどうなっているの?|中学受験のツボ[理科編]

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2024年1月04日 伊丹龍義

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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国語算数社会

私たちが住んでいる地球は「球」の形をしていて、私たちはその表面の地面に立っています。

では、地面の下、つまり“地球の内側”はどのようになっているか、聞いたことはありますか?

 

現在の技術では、地球の中心部に行くことはできません。

しかし、地上から観察できる様々な現象から、「どれくらいの深さのところに、どのようなものがあるか」を突き止めることができています。

少し難しい言葉も出てきますが、今回は地球の内部の様子について見ていきましょう。

地球の内側は液体? 固体?

問題

地球の内側は、液体か固体のどちらになっているでしょう?

 

液体と固体に関しては、以下のように言われることが一般的です。

液体……水のように容器によって形が変わるもの
固体……氷のように形が決まっているもの
(気体……水蒸気や空気のように形がないもの)

 

上記の考え方を踏まえると、私たちが立っている地面は「固体」ということになります。

そして地表から100kmくらいまでの深さに関しても、“しっかりとした固体”でできています。この部分を「リソスフェア」といい、別名では「プレート」と呼ばれます。

 

100kmというと、深そうな感じがしますよね?

でも地球の半径は約6000kmなので、全体の60分の1にしか過ぎません。

半径6cmのおまんじゅうだと1mmくらいなので、地球をおまんじゅうに見立てるのであれば、100kmは“皮くらいの厚さ”ということです。

解答:固体(やわらかい固体)

 

地面は少しずつ動いている

リソスフェアの内側は、「アセノスフェア」と呼ばれるやわらかい部分でできており、液体ではなく、どろどろとした固体であると考えられています。

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伊丹龍義

伊丹龍義

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SRP教育研究所 所長。自身の塾で中学・高校受験、中高一貫校サポートを担当。教育格差解消と学習の効率化のため廉価に、そして自分のペースで見られ、電子辞書代わりにも使える映像授業に積極的に参加。学びエイド鉄人講師・家庭教師のトライ「TryIT中学理科」、同トライのオンライン集団ライブ授業(小学算数・中学数学・中学理科)担当。「観てわかる中1理科」(小学館)映像担当、その他、学習塾・参考書の映像授業担当多数。個人として「たこやきまるめがね」名義でYouTubeで中学受験算数・理科の映像授業準備中。プログラミング・ゲーム・パズルを教育現場に広める活動中。クイズ番組等の問題作成・監修多数。