【小6理科/生物】食べ物をエネルギーに変える“驚異のプロセス”|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは。
理科講師兼受験アドバイザーの山崎です。
身近すぎるので気付きにくいですが、実は「食事」の背後にある生物学的プロセスは、複雑で不思議なもの。
消化酵素から十二指腸、肝臓、胆のうまで、体の内部で起こる「消化プロセス」を理解することは、私たちがどのようにして生命を維持しているか? を理解するカギとなります。
そこで今回は、消化酵素や、消化において重要な役割を担う器官に焦点を当てつつ、私たちが日常的に“体験”している「消化プロセス」の奥深さを一緒に見ていきましょう。
消化酵素のまとめ
まずは、消化をするために活躍している「消化酵素」を確認していきましょう。
代表的な消化酵素は、次の3つです。
アミラーゼ
炭水化物を分解し、エネルギー源として利用可能な糖分に変える
ペプシン
たんぱく質を消化し、食物のたんぱく質から必要な成分を取り出す
トリプシン
たんぱく質の消化に関わり、小腸での栄養素の吸収を助ける
私たちの体を食べ物が通過するとき、消化酵素と消化器官はいっしょになって、栄養素を吸収しやすい形に変えます。
このプロセスは、私たちがエネルギーを得て、成長し、健康を維持するために不可欠なもの。消化酵素と消化器官を目にする機会はありませんが、私たちの生活において非常に重要な役割を果たしているのです。
消化酵素について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
【小6理科/生物】ヒトはどうして食べ物を食べるの? ―― 消化と吸収のプロセスも理解しよう
消化酵素はないけれど重要な器官
消化酵素は出さないものの、体内で重要な役割を果たしている3つの器官を見ていきましょう。
- 十二指腸
- 肝臓
- 胆のう
十二指腸・肝臓・胆のうは、食べたものをエネルギーと栄養素に変えるためにとても大切な役割を担っています。
これらの器官がしっかりと働くことで、私たちは健康を保つことができているのです。
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